2020年04月27日

重要なのはどっち?人間主義的資本主義と民主主義的(無労働)社会主義(1)BI市場85話



こんにちは、

セミリタイア研究家



『1億総セミリタイア社会』が実現していると仮定したうえで、今回のコロナと同様の疫病が全体的規模で発生したとする。

「人間主義的資本主義+民主主義的(無労働)社会主義」が実現する社会において、人が生きていくにあたって、人間主義的資本主義と民主主義的(無労働)社会主義では、どちらが根本的に必要なのか?

人間主義的資本主義が止まっても民主主義的(無労働)社会主義で人は最低限の生活はできる。

しかし、民主主義的(無労働)社会主義が止まると人間主義的資本主義だけでは生きていけない。

ならば、人間主義的資本主義<民主主義的(無労働)社会主義といえるのか?

もっというと、民主主義的(無労働)社会主義だけあればいいのではないか?

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。


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●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第84話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 (市場社会保障制度)です。


   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚

2020年04月26日

1億総セミリタイア社会は、2つの社会制度なのでリスク分散可能。BI市場84話


こんにちは、

セミリタイア研究家


コロナで資本主義社会のもろさが露呈している。
コロナ発生からほんの数カ月で資本主義が大混乱に陥っている。
北海道地震のときにブラックアウトで全道の電気が止まってしまったように、疫病であっという間に世界の経済が止まってしまう。
今回のコロナの教訓をいかすにはどうすればいいのだろうか?

経済が止まったとしても、人が安心して暮らせる社会を創っていくべきではないか?

ユートピア的1億総セミリタイア社会は、2つの社会制度なのでリスク分散可能だ。

エスカルジュニアの空想する1億総セミリタイア社会計画は1国2制度

1億総セミリタイア社会計画の骨格は、「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」
分解すると『人間による有益な活動+「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム+ベーシック・インカム市場」』となる。

これは、2つの違った生産様式が国内に同居することになる。

それは、
「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム+ベーシック・インカム市場」

「人間による有益な活動の場」の2つ。

1つめの
「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム+ベーシック・インカム市場」
は、社会全体としてシェアする市場及び社会保障制度。

2つめの
「人間による有益な活動の場」は、現行の資本主義制度とともにある社会保障制度から、
社会保障部分が、「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム+ベーシック・インカム市場」に移行することにより、現行の資本主義制度が修正され人間本位の資本主義になる。

簡素に命名すると1つめは、社会保障制度に市場の要素が入るので、「市場社会保障制度」
2つめは、人間主体の活動の場へ発展していくので「人間主義的資本主義」

これまでの
「新自由主義的資本主義+社会保障制度」から
「人間主義的資本主義+市場社会保障制度」へ社会制度を変えることになる。

「人間主義的資本主義+市場社会保障制度」では市場自体が社会で共有されることになる。

そのため、私有が前提の人間主義的資本主義共有が前提の市場社会保障制度という2つの生産様式の混合となる。

つまり、1国2制度。

この1国2制度はどういったものかをこれまでの記事を使いながら、少し深堀してみる。


これを考えることによって「人間主義的資本主義+市場社会保障制度」から、
「人間主義的資本主義+民主主義的資本主義兼社会主義」への変化が起きることを見た。


これについて考えることによって、究極的には、「民主主義的(無労働)社会主義」になる可能性を見た。
この究極の社会制度は、「人間主義的資本主義+民主主義的(無労働)社会主義」となる。

ここで、興味深い点に気づく。
これら社会制度を整理すると、

「人間主義的資本主義+市場社会保障制度」
→「人間主義的資本主義+民主主義的資本主義兼社会主義」
→「人間主義的資本主義+民主主義的(無労働)社会主義」

これから、共通の「人間主義的資本主義」を除き、分かりやすいようしてみると、
ベーシック・インカム及びベーシック・インカム市場の動的な発展段階を示していることが分かる。

市場社会保障制度→民主主義的資本主義兼社会主義→民主主義的(無労働)社会主義

つまり1国2制度の究極形は、「人間主義的資本主義+民主主義的(無労働)社会主義」だが、そこへは動的に変化していく可能性が含まれる。

今回のコロナで露呈したのは、資本主義システム、さらにグローバル新自由主義的資本主義には欠陥があるということ。

「人間主義的資本主義+民主主義的(無労働)社会主義」は、「資本主義+社会主義」での1国2制度だ。
この「資本主義+社会主義」での1国2制度は社会のリスク分散となりえる。

たとえ、今回のようにコロナで資本主義が止まっても、社会主義が無労働で動くからだ
エスカルジュニアの空想する『1億総セミリタイア社会』は、社会のリスク分散が可能だ

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。


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●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第83話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 (市場社会保障制度)です。


   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚

2020年04月25日

コロナに対して、もしも「1億総セミリタイア社会(ユートピア)」があったら、どういう風に機能していたか。BI市場83話



こんにちは、

セミリタイア研究家


エスカルジュニアの空想する「1億総セミリタイア社会計画(ユートピア)」=「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」

「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」のうちの「市場社会保障制度」を分解すると、「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム市場」となる。
「1億総セミリタイア社会計画(ユートピア)」=「人間主義的資本主義+AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム市場+ベーシック・インカム」である。

ここで、もしも今「1億総セミリタイア社会(ユートピア)」があったら、コロナ禍に対してどういう風に機能していたかを考えてみる。

今回、コロナでの問題点は、なにか?
資本主義の活動を止めないと、疫病拡大による人の命、健康を守れなくなるという点。
一方で、資本主義の活動を止めると、莫大な経済的損失が発生する。それに対し国が、どこまで損失補償ができるのかという点。
この2つを調整しなければならないことだ。
さらに厄介なことに、自然災害の場合は、局地的だが、今回の疫病は、全体的だ。日本全体、世界全体。
世界の生産、流通がダウンし、人の移動が止まることで、製造、非製造ともにストップしてしまう。

エスカルジュニアの空想する「1億総セミリタイア社会計画(ユートピア)」は、「人間主義的資本主義+AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム市場+ベーシック・インカム」

「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム市場+ベーシック・インカム」の部分は、人がほとんどいなくても自動で動くシステム。

これは、AI、ロボットの奴隷の上に成り立つシステムだから。

今回のコロナのように、人間主義的資本主義つまり資本主義部分が万が一止まってもセーフティーネット(市場社会保障制度=AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム市場+ベーシック・インカム)の部分は動く。

そのため、人は最低限の生活が疫病の間も保障されるため、終息まで、資本主義部分をとめられる。

今後の疫病、超大規模災害に備え、「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」が有効。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

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●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第82話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 (市場社会保障制度)です。


   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚

2020年04月23日

「1億総セミリタイア社会」4つのタイプ。BI市場82話

こんにちは、

セミリタイア研究家


「1億総セミリタイア社会」への到達には、無限のルート、スタイルがある。
資本主義の発展形態と同じように、動的で常に変化しつづける。

「1億総セミリタイア社会」の到達点として、大きく次の4つに分けられると考えている。

1、年金受給+一生労働
2、新自由主義的資本主義+ベーシック・インカム
3、人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム
4、国民が各自自力でセミリタイア(セルフベーシック・インカム)

簡単にそれぞれについて説明すると

1、年金受給+生涯労働

年金受給しながら、生涯働き続ける。
(70歳就業法が成立。年金は75歳の支給開始が選択可へ。)
日本は、コロナまでは、この方向に向けて進めようとしていた。
日本人の大半がサラリーマン。生涯サラリーマンとして働くならば、賃金は会社から支給。
社会保障も労使折半なので、会社を主体とした「1億総セミリタイア社会」だ。
言葉が悪くなるが『(社畜型)1億総セミリタイア社会』ともいえる。

2、新自由主義的資本主義+ベーシック・インカム

生産者(資本家)にとって、人が必要なくなっていき、人は国から支給されて生きる。
強欲グローバル資本主義の結果であり、人の行動が制限される可能性もある。
国によって行動が制限されるならば、言葉が悪くなるが『(家畜型)1億総セミリタイア社会』ともいえる。

3、人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム

AI、ロボットを奴隷にし、自然の恵みを利用した民主的社会保障制度から支給されて生きる。
これと、世のため、人のため、自分のための資本主義制度の併用。
エスカルジュニアがマクロ的視点から望む「1億総セミリタイア社会」の形

4、国民が各自自力でセミリタイア(セルフベーシック・インカム)

自分でセミリタイアの形を作り、個人が実現していく結果として1億総セミリタイア。
エスカルジュニアがミクロ的視点から望む「1億総セミリタイア社会」の形。

「1億総セミリタイア社会」は、ユートピアにもディストピアにもなる。
ユートピアかディストピアかは紙一重。
「1億総セミリタイア社会」の発展は動的に変化していくならば、途中で、ユートピアになったり、ディストピアになったりということも。

1、2は、自由が制限されるようなら、ディストピア的。

3、4は、国民が主体的に自由に生きていけるようなら、ユートピア的。

しかし、これも立場や考え方によっては、ユートピアにもディストピアにもなりうる。
グローバル資本家にとっては、人を雇う負担がなくなる2はユートピアだろうし、商品、労働市場が制約される可能性があるなら3はディストピアだ。
労働者にとっては、1,2も必ずしもディストピアと感じない人もいるだろうし、4には、格差、資源差、意志差等により実行までの速度に違いがあったり、消費、欲求の個人差があったりするので、かえってディストピアと感じる人もいるかもしれない。
4は、1の流れの中から選択する人がでてくるケースが多いだろう。

コロナにより、ベーシック・インカムへの抵抗感が薄れてくると、潮目がかわって2や3へと急速に進んでいくかもしれない。
社会の在り方が大きく変化することになる、2と3については、社会、国が制度設計していくことになる。

この2者において、エスカルジュニアは、2、「新自由主義的資本主義+ベーシック・インカム」はディストピアと考え、
3、「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」はユートピアと考えていく。

なので、エスカルジュニアの空想するユートピア的1億総セミリタイア社会は、マクロ的視点では、「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」のこととなる。

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ありがとうございました。


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●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第81話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 (市場社会保障制度)です。


   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚

2020年04月20日

今のグローバル資本主義ってとても脆い社会制度なんじゃないのか?BI市場81話



こんにちは、

セミリタイア研究家


今回コロナで起きている状況をみると、考えざるをえないのは、
今生きているグローバル資本主義(新自由主義的資本主義)ってとても脆い社会制度なのか?ということ。

資本主義とは、「生産手段を資本として持つ資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利潤を得る経済構造」
簡単には、資本家が中心のシステムで、資本=お金をまわしていく仕組み。
資本主義は動的で常に場所、形等、変化しつづけている。
現在中心形態である、グローバル資本主義(新自由主義的資本主義)は、グローバル化格差拡大がその特徴だろう。

経済活動のグローバル化が進み、国境がなくなっている。
そこに国境のないコロナが国境のないグローバル社会を侵食し、そしてグローバル資本主義を止めてしまっている。
コロナにより、資本主義システムの主体である資本家、労働者が止まって、お金が回らなくなったときに、動けるのは国しかいない。

非常時には、資本主義システムの中にあるストック(企業や家計の持つ貯蓄や商品)を取り崩すことで対応できるが、そのストックには、個人差、企業差がある。

グローバル資本主義による格差が広がっているためにストック差も拡大しているだろう。
個人や企業は、ミニマリズム、効率化を追求してきたために社会から商品のストック量を減らしてしまっているのかもしれない。

国はこれまで、災害等の地域的、部分的な問題には、社会保障的政策で対応できた。

しかし、グローバル資本主義全体が、あっという間に止まった今回、世界の多くでベーシックインカム的支給を行うということは、時間的、量的、全体的問題から、社会保障的政策では対応しきれないということだろう。

グローバル資本主義にとって、ベーシック・インカムの存在感が増しているのではないか。
今の、グローバル資本主義経済は、とても大きな脆弱性の上に成り立っており、このままの社会構造のままなら、その対応策については、時と場合によっては、ベーシック・インカムがベストでないが、社会保障政策よりもベターな選択になってきているのではないか。

つい最近まで、ベーシック・インカムは、日本ではありえない、夢物語だと思われていた。財源や官僚機構の問題からといった声が多かった。

エスカルジュニアの空想する「1億総セミリタイア社会計画」の根幹は、「AI+ベーシック・インカム+ベーシック・インカム市場」

ベーシック・インカムは欠かせないが、実現はまだまだ先のことだと考えていた。
今の資本家寄りの自民党、さらに資本家寄りの現政権の側から、まさか期間限定とはいえベーシック・インカム(的)支給が行われるとは思っていなかった。(資本家にとって、働く人がいなくなっては困るから)

ベーシック・インカム(的)支給の選択をした理由としては、コロナで経済が止まってお金が回らなくなるから仕方なく、選挙対策、支持率維持、政権維持等といった短期的な理由の他に4つの潜在的な理由の可能性が考えられる。

1つ目は、前述のように今のグローバル資本主義の脆弱性に対して危機感をいだいている?
2つ目は、1つ目とも関連するが、資本家の側で社会保障費用に対して、国(国民)に押し付ける口実がえられる?
ベーシック・インカムは、資本家の社会保障負担を軽減するだろうから。
3つ目は、グローバル資本家にとって労働者がいらなくなってきている?
4つ目は、世界中で、これだけ大きな財政出動をするということは、グローバル資本家にとって有利となるような、別の意図がある?

いづれにしても、グローバル資本主義が根本的問題点なのだから、グローバル資本主義の中心にいるグローバル資本家の側にもベーシック・インカム制度に参加、協力する義務はあると思う。
貢献ではなく義務だろう。
これがなければ需要の喪失といった点で、資本主義が存続できなくなるのだから。


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ありがとうございました。


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●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第80話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 (市場社会保障制度)です。


   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚