こんにちは、
セミリタイア研究家
「1億総セミリタイア社会」への到達には、無限のルート、スタイルがある。
資本主義の発展形態と同じように、動的で常に変化しつづける。
「1億総セミリタイア社会」の到達点として、大きく次の4つに分けられると考えている。
1、年金受給+一生労働
2、新自由主義的資本主義+ベーシック・インカム
3、人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム
4、国民が各自自力でセミリタイア(セルフベーシック・インカム)
簡単にそれぞれについて説明すると
1、年金受給+生涯労働
年金受給しながら、生涯働き続ける。
(70歳就業法が成立。年金は75歳の支給開始が選択可へ。)
日本は、コロナまでは、この方向に向けて進めようとしていた。
日本人の大半がサラリーマン。生涯サラリーマンとして働くならば、賃金は会社から支給。
社会保障も労使折半なので、会社を主体とした「1億総セミリタイア社会」だ。
言葉が悪くなるが『(社畜型)1億総セミリタイア社会』ともいえる。
2、新自由主義的資本主義+ベーシック・インカム
生産者(資本家)にとって、人が必要なくなっていき、人は国から支給されて生きる。
強欲グローバル資本主義の結果であり、人の行動が制限される可能性もある。
国によって行動が制限されるならば、言葉が悪くなるが『(家畜型)1億総セミリタイア社会』ともいえる。
3、人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム
AI、ロボットを奴隷にし、自然の恵みを利用した民主的社会保障制度から支給されて生きる。
これと、世のため、人のため、自分のための資本主義制度の併用。
エスカルジュニアがマクロ的視点から望む「1億総セミリタイア社会」の形
4、国民が各自自力でセミリタイア(セルフベーシック・インカム)
自分でセミリタイアの形を作り、個人が実現していく結果として1億総セミリタイア。
エスカルジュニアがミクロ的視点から望む「1億総セミリタイア社会」の形。
「1億総セミリタイア社会」は、ユートピアにもディストピアにもなる。
ユートピアかディストピアかは紙一重。
「1億総セミリタイア社会」の発展は動的に変化していくならば、途中で、ユートピアになったり、ディストピアになったりということも。
1、2は、自由が制限されるようなら、ディストピア的。
3、4は、国民が主体的に自由に生きていけるようなら、ユートピア的。
しかし、これも立場や考え方によっては、ユートピアにもディストピアにもなりうる。
グローバル資本家にとっては、人を雇う負担がなくなる2はユートピアだろうし、商品、労働市場が制約される可能性があるなら3はディストピアだ。
労働者にとっては、1,2も必ずしもディストピアと感じない人もいるだろうし、4には、格差、資源差、意志差等により実行までの速度に違いがあったり、消費、欲求の個人差があったりするので、かえってディストピアと感じる人もいるかもしれない。
4は、1の流れの中から選択する人がでてくるケースが多いだろう。
コロナにより、ベーシック・インカムへの抵抗感が薄れてくると、潮目がかわって2や3へと急速に進んでいくかもしれない。
社会の在り方が大きく変化することになる、2と3については、社会、国が制度設計していくことになる。
この2者において、エスカルジュニアは、2、「新自由主義的資本主義+ベーシック・インカム」はディストピアと考え、
3、「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」はユートピアと考えていく。
なので、エスカルジュニアの空想する
「ユートピア的1億総セミリタイア社会」は、マクロ的視点では、「人間主義的資本主義+市場社会保障制度+ベーシック・インカム」のこととなる。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」
第1話〜第81話はこちらでご覧いただけます。
○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、
「ベーシック・インカム市場」 (市場社会保障制度)です。
○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています。
1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚