こんにちは、
セミリタイア研究家
エスカルジュニアです。
記事への質問「誰かがこれを普遍的真とするとか善とするとか美とすると決めなきゃいけないと思うがだれが決める?どうやってその人を選ぶ?」について。
普遍的「真」とだれが決める?どうやってその人を選ぶ?」について考えていく。
普遍的「真」は、宇宙、自然等様々に存在するのかもしれないが、ここでは、「支配者と被支配者の関係」内に限定した普遍的「真」について考える。
「善」は、「支配者に対抗するための被支配者による基準」
そして、普遍的「善」には、「命を大切にする」「(自己犠牲の)愛」や「仁」等があると考える。
被支配者は、支配者に対抗するため、支配者に対し、これら普遍的「善」や「善」を「提示」するだろう。
「真」は、「支配者の武器」
支配とは、「承認」の結果といえる。
2者の間の力関係により、一方が支配者、もう一方が被支配者となる。
被支配者が支配者を「承認」し、多数の中で最終的に残った者がその集団の支配者となる。
そして、「承認」を得るためには、先ほどの「提示」を全体的または部分的に受け入れることになるはずだ。
その「提示」には、被支配者による基準としての、普遍的「善」や「善」が含まれている可能性が高い。
「真」は、「支配者の武器」ということは、被支配者にとって利益があると思わせる何かが入っているはず。
ならば、普遍的「善」や「善」が「真」に含まれているはず。
「命を大切にする」「(自己犠牲の)愛」や「仁」等といった普遍的「善」や「善」だ。
これらが、「真」にふくまれている。
「真」に普遍的「善」が含まれるなら、その「真」の内の普遍的「善」の部分は、普遍的であるといえる。
なので、普遍的「真」は、あると考える。
では、普遍的「真」は、だれがつくるのか、どうやって選ぶ?に戻る。
普遍的「真」を決めるのは(だれが決める?)は、人類(被支配者たち)が基準として、普遍的「善」をつくり、それを普遍的「真」として受け入れるのは、支配者。
どうやってその人を選ぶ?は、人類(被支配者たち)が支配者を「承認」することによる。
支配者と被支配者の関係性がある限り、人間の思考には、変わらない部分があると思うから、「真」は普遍的「真」となりえる。
ただ、この「真」に、「真」や普遍的「真」を装った「偽」に置き換えられたり、「偽」が混ざったりする可能性もある。
「支配者の武器」ゆえに。
「偽」とまではいわなくても、歴史には、「善」=「真」といえる時代があった。
その「善」=「真」がそれぞれ普遍的かどうかの検証なく、次第に硬直化、絶対化されていき、(「支配者と被支配者の関係」以外に存在する)普遍的「真」が「偽」とされることもあった。
もうひとつ、普遍的「善」=普遍的「真」の証拠ともいえるのかもしれないが、「偽」ではないものの「支配者の武器」として利用される事例。
「善」による基準を逆利用しようというもの。
例えを1つ。
多くの宗教や哲学に「執着をなくす」や「少欲」の考えがある。
多くの「善」がいっているため、この概念は普遍的「善」かもしれない。
この考え方は、「善」としてなのか、あるいは、支配者に利用されてしまうのかのどちらにも転ぶ可能性がある。
「執着をなくす」や「少欲」によって、安い労働力として被支配者を統治のために利用できることにもつながるからだ。
これは、普遍的「善」=普遍的「真」が存在する証拠ともいえるのかもしれない。
ただ、こういった例が複数あるのは、善が基準づくりに失敗してきたのか、善は真の武器として逆利用されうるのか、善は真に忖度するのか。善という弱者(被支配者)の基準は実は勝者の基準なのか?
その結果が、現在の世界につながっているのか?
これらを防ぐために、「真」の真偽が問われるべきだが、「真」は支配者の武器としての有効性や効率性から、「偽」が混ざり込みやすいのではないか?
「真」や普遍的「真」を支配者が装っている場合には、被支配者は、疑う必要があると考える。
といっても、そもそも普遍的「善」を提示しているのが、被支配者なので、見破ることは難しいとも思う。
ここまで、記事への質問「誰かがこれを普遍的真とするとか善とするとか美とすると決めなきゃいけないと思うがだれが決める?どうやってその人を選ぶ?」について
普遍的美、普遍的善、普遍的真と3回に分けて、考えてきた。
そして、質問とは別にもう一つ、『社会、制度で区切った一体としての普遍的「真善美」が仮に誕生したとしたら、これに対して、「だれが決める?どうやってその人を選ぶ?」』に
ついても、もう少し先の展開の中で記事にしていきたいと思う。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
で夢のセミリタイアを。



札幌で腸内会活動中です。
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コメントありがとうございます。こちらも、長文となりそうなので、記事にして返信させていただきます。