2020年09月02日

ヒトの身体と体内細菌の関係。

こんにちは、

セミリタイア研究家


毎月読んだ本の中で面白かった本について
記録しています。

8月は18冊読みました。
ジャンル毎分類(2020年累計)
8月まで累計38冊

●自由な生活(余暇)4冊(10.5%)
●真善美愛 5冊 (13.2%)
  ○課題図書 1冊
●人類の生長のための活動 29冊 (76.3%)

8月に読んだ本の内で面白かったのは、


「ヒトの身体内外に生きている微生物にもっと注目する必要がある」

「個人のマイクロバイオームは、ヒトの免疫系や病気への抵抗性に重要な役割を演じる。
簡単にいえば、私たちの健康を保っているのは、私たち自身のマイクロバイオームであると言うことができるかもしれない。
その一部が今失われようとしている。
理由は私たちの周囲にある、抗生物質の乱用や・・・消毒液の使用などである」

「心臓や脳と異なり、マイクロバイオームの形成は胎児期からではなく、出生直後から始まる。
・・・マイクロバイオーム全体をすっかり失うことは、肝臓や腎臓を失うに等しい」

「ヒトの体は30兆個の細胞よりなる。一方、ヒトは、ヒトとともに進化してきた100兆個もの細菌や真菌の住処でもある。
こうした微生物が私たち自身の細胞数を大きく上回るという状況について考えてみよう。
私たちの身体を構成する細胞の70から90%は人以外の細胞ということになる」

「20世紀後半から今日まで続く医学上の偉大な進歩の大半は、抗生物質の開発によって触媒されてきた。
その使用が害を及ぼすことなどありえない。
少なくともそう見えた。不都合な影響が現れるのは後のことである」

「私が心配しているのは、抗生物質が効かなくなるということだけではない。
それだけではなく、内なる生態系崩壊のために無数の人々が病気に罹患しやすくなる。
そのことを心配しているのである」

この本により「抗生物質」「細菌」に対する認識が大きく変わることに・・・。

これまでの認識は、

「抗生物質」は、病院で気軽に出される薬。

「細菌」は、病気をもたらす怖い存在。

変化後の認識は、

「抗生物質」は、薬として命の危険が迫ったときにのみ飲むべきもの。

抗生物質は、薬としてだけでなく、食べ物の中にも入っていて、気が付かないうちに摂取してしまっている可能性がある。

妻は、肉や卵などの食材について抗生物質不使用のものをずっと選んできていたものの、乳製品は曖昧な部分を感じていたので、この本でもっと注意が必要だと感じているよう・・・。

食の中に含まれている「抗生物質」を避けるために、食材選択の際には、より注意が必要。

そして、体内の「細菌」は、実は大切なパートナー達(ピロリ菌を含めて)だった?

パートナー達のことを、怖い、悪い存在だと思っていたのか?・・・。

常在菌、体内細菌を守ることが、結果として自分の健康、命を守ることにつながる。

現在「食」の「価値観の再創造」をしている自分にとって、指針ともなる1冊。

また、この1冊でコロナへの対応方法を修正。

ウイルスと細菌との関係性についての理解が深まることに。

コロナへの過剰反応が原因で、知らず知らずのうちに、かえって自分の免疫機能としてのパートナーを失うことになってしまうかもしれない。

という警告を与えてくれたという意味においても、重要でタイムリーな一冊。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

で夢のセミリタイアを。

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posted by エスカルジュニア at 06:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ●アリリタ生活(少欲)
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