2018年07月10日

ベーシック・インカム市場は、誰が中心となって管理するのか? 第48話



こんにちは、
セミリタイア研究家

1億総セミリタイア社会計画は、
『「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム
+ベーシック・インカム市場」
+人間による有益な活動』

これを分解すると

「人間による有益な活動」=「人間主義的資本主義」と

「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム
+ベーシック・インカム市場」=「市場社会保障制度」
とになる。これを再び元に戻してみる。

「人間主義的資本主義+市場社会保障制度」へと
1国2制度的に社会制度を変えることになる。

では、この2制度それぞれの主体は、誰なのか?

「人間主義的資本主義」は、
現行の生産様式である「新自由主義的資本主義」と同様、
国が主体となるならば、1国2制度の主体は、

国と国なのか?
国と地方自治体なのか?
国と民間なのか?

つまり、
「市場社会保障制度」の主体となるのは、誰なのか?

市場社会保障制度は、社会全体、
国民全員で共有していく資産となる。

この市場社会保障制度である
「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム
+ベーシック・インカム市場」を

誰が中心となって管理するのか?

国?地方自治体?民間?


ベーシック・インカム市場の設置場所をどこにするのか?

管理運営本部の設置場所や
衣食住に関連する商品の受け取り場所、つまり、
実務を行う受け渡し店の設置場所。
それらは、それぞれ、
国レベル、都道府県レベル、市町村レベル、
さらに小さなコミュニティレベル?


それらを運営する団体は?

公企業、公企業の下に置かれる企業、NPO、消費者協同組合、
民間企業、自治組織(マンション管理組合のような)?

いろいろな可能性が考えられそうです。

今回は、これらの課題の中で中心に位置する
誰が中心となってベーシック・インカム市場を管理するのか?
について考えてみたい。

国?地方自治体?民間?

それは国なのか?
国は近代の資本主義における
世界史、日本史からみると、
資本家からの影響を受けやすいので×。

地方自治体も同様。さらに国からの圧力も
ありそうなので×。

民間は、資本家による競争原理が強く働きすぎたり、
利潤追求に走りすぎる可能性があるから×
談合などが生じる可能性もある。

では、一体誰が管理するのか?
資本寄りになりやすい国や、資本の影響を受けない
市民による民主主義的な共有組織。
例えば、生活者協同組合。
あるいは、自治会や、NPO連合のような感じだろうか?

いずれにしても、
「日本全体をカバーする民主主義的な共有形態」になる。
それは、1つの大きな社会制度といえる。
その「日本全体をカバーする民主主義的な共有形態」に
国や資本が市場の運営に参画するといった社会制度となる。

つまり、ベーシック・インカム市場は、少し長たらしいが、
「民主主義的資本主義兼社会主義」といえるのかもしれない。

管理者が誰かといった点からみて、
「人間主義的資本主義+民主主義的資本主義兼社会主義」
による1国2制度といえる。

その内の1制度である、「民主主義的資本主義兼社会主義」の
管理者が誰なのかということを考えることによって、
その空想上の社会の概念に少し変化が起きた

『人間による有益な活動+
「AI、ロボットの奴隷化+ベーシック・インカム
+ベーシック・インカム市場」』を社会制度概念化した、

「人間主義的資本主義+市場社会保障制度」から、
「人間主義的資本主義+民主主義的資本主義兼社会主義」への変化。

興味深いことに、同じ1億総セミリタイア社会計画にもかかわらず、
その主体が誰なのかを考えることよって、
国、資本家主体の社会制度から、
市民主体の社会制度へ変化することができるようにも見えませんか?

つまり、制度設計に幅がある
ということでもあります。


建設的なご意見ありましたら、こちらへ


●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第48話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 です。


   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚

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