こんにちは、
セミリタイア研究家
エスカルジュニアです。
ベーシック・インカムを考えるということは
「自由」、「平等」、「生存権」について
考えることになると思っています。
ベーシック・インカムによって
労働からの解放による
個人的な自由が得られることになります。
まず、「自由」について考えてみます。
「自由」の反対語は、
「束縛、専制、統制」
といろいろあります。
これらを1つづつ分けて考えてみると
自由⇔束縛
は個人的なもの
自由⇔専制
は社会的なもの
自由⇔統制
は経済的なもの
といった感じでしょうか?
つまり一口に「自由」といっても
個人的、社会、経済的な自由
があるということ。
それでは、
「個人的な自由のある独裁体制」と
「個人的な自由のない民主主義体制」
だったらどちらがいいのか?
あるいは、
「個人的な自由のある統制経済」と
「個人的な自由のない自由経済」
だったらどちらがいいのか?
「個人的な自由のある独裁体制」や
「個人的な自由のある統制経済」
の方が個人は自由かもしれません。
このことは、つまり
社会や経済が形式上「自由」であっても
その中の個人は自由ではないかも
しれないということ。
自由に戦争をはじめる国の国民は
常に徴兵されるため
個人の自由は制限されてしまいます。
再分配機能のない自由な経済が原因で
貧困にあえぐ人ばかりの国の国民に
個人の自由があるといえるのでしょうか?
(勝者に自由が集中するという意味で、個人の自由はあるのか?)
個人的な「自由」は大きいほうがいいと思う。
しかし、個人的な「自由」が大きいと
いうことは、個人的に善な「自由」もありうるし、
個人的に悪な「自由」もありうる。
個人的に悪な「自由」の人たち
ばかりでは、安心して暮らすことができません。
次に「平等」について。
「平等」の反対語は、「不平等」
世の中には、不平等なものは沢山あります。
例えば、生まれたときに得ているものの差。
能力。資産。男女。世代。等々。
その後の、成長に伴う際に生じる差。
機会。結果。等々。
これらの差を今の社会では、
調整する機能を持っています。
(常に不完全としても)
不平等を平等に近づけようという努力
ともいえるかも。
そして、3つめの「生存権」
今の日本では、
生存権には条件がついている。
「働かざる者食うべからず」
という条件。
ベーシック・インカムにより
無条件の生存権が
全員に与えられることになります。
ベーシック・インカムを考えるということは
「自由」、「平等」、「生存権」について
考えることになると思います。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」
第1話〜第37話はこちらでご覧いただけます。
○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、
「ベーシック・インカム市場」 です。
○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています。
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