こんにちは、
セミリタイア研究家
エスカルジュニアです。
(転載開始)
ライフネット生命保険創業者出口治明―労働生産性の向上、定年なくし雇用慣行改善(ダイバーシティ進化論)
2017/07/03 日本経済新聞 朝刊
6月の株主総会で、ライフネット生命の会長を退任した。
還暦を前に起業を決意し、準備会社を設立してから10年。
次の10年の陣頭指揮は30〜40代の若い世代に任せたほうがいいと考えた。
僕も古希を迎えた。気力は変わらないと思っているが体力の変化は感じる。
先発完投がしんどくなったら、マウンドは若い世代に任せるべきだ。
身を引いてコーチやバッティングピッチャーのように後陣に回りチームを支えよう――。
今年の正月、そう決意した。
役職にとらわれず、そのときの体力や能力に見合った仕事で組織に貢献する。
それが自然な形だと思う。だが年功序列の日本企業ではそうはいかない。
役職が一つ下がっただけで、本人も周囲も人としての価値が落ちたと捉えがちだ。
序列を乱す登用も極端に嫌う。しかし、有能な若手がいるのに、能力が劣る先輩が上に立てば、
率いられるチームが不幸なのは明らかだ。
還暦を前に起業を決意し、準備会社を設立してから10年。
次の10年の陣頭指揮は30〜40代の若い世代に任せたほうがいいと考えた。
僕も古希を迎えた。気力は変わらないと思っているが体力の変化は感じる。
先発完投がしんどくなったら、マウンドは若い世代に任せるべきだ。
身を引いてコーチやバッティングピッチャーのように後陣に回りチームを支えよう――。
今年の正月、そう決意した。
役職にとらわれず、そのときの体力や能力に見合った仕事で組織に貢献する。
それが自然な形だと思う。だが年功序列の日本企業ではそうはいかない。
役職が一つ下がっただけで、本人も周囲も人としての価値が落ちたと捉えがちだ。
序列を乱す登用も極端に嫌う。しかし、有能な若手がいるのに、能力が劣る先輩が上に立てば、
率いられるチームが不幸なのは明らかだ。
(中略)
閉塞状況を一点突破する鍵は定年制の廃止にある。
政府が定年をなくせと号令をかければ、企業は年功序列の賃金体系をやめて
同一成果(労働)同一賃金へとシフトせざるを得ない。
労働力が減少する中で、高齢者が働き続けることは、
健康寿命が延伸するなど社会のニーズにも適合する。
年齢や役職にとらわれず、それぞれの能力や体力に見合った仕事を選ぶ
有能で実績を上げれば、何歳でも評価される。
そんな「年齢フリー社会」に転換すれば、日本はもっと住みやすい国になるはずだ。
政府が定年をなくせと号令をかければ、企業は年功序列の賃金体系をやめて
同一成果(労働)同一賃金へとシフトせざるを得ない。
労働力が減少する中で、高齢者が働き続けることは、
健康寿命が延伸するなど社会のニーズにも適合する。
年齢や役職にとらわれず、それぞれの能力や体力に見合った仕事を選ぶ
有能で実績を上げれば、何歳でも評価される。
そんな「年齢フリー社会」に転換すれば、日本はもっと住みやすい国になるはずだ。
(転載終了)
出口会長がライフネット生命の
会長を退任されました。
これからは、一企業への
バックアップのみならず、
日本へのご意見番としての
ご活躍を楽しみにしています。
さて、記事で述べられているのは、
定年制・年功序列賃金を廃止し
「年齢フリー社会」への転換。
その前段階にあるのが、
同一成果(労働)同一賃金の実現。
それは、おそらく、
人件費の削減の方向に向かっていく。
やってくるのは、
「年齢フリー社会」=「能力主義社会」
「有能な」一部の高給取り社員と
その他の賃労働社員。
多くの賃労働社員は低所得化していくのでは。
雇用側にとっては、総人件費下がるので
定年制廃止での雇用延長分の財源は確保。
今後の人口減少で
新規の雇用確保の困難化という
事情も見通している。
そんなことから、高齢者は低賃金ながら
働き続けることができるかも。
その社会では、ライフスタイルにあわせ
仕事を重視するか、生活を重視するか
といった選択が可能になる。
そういった点では住みやすい国になりそう。
(ただ、日本社会では一旦、
生活重視組に入ると、
再び仕事重視組に戻れるかは不明)
生活重視組は、低い収入の中で
生活をしていく算段が必要となる。
人口減少社会による
社会保障の担い手の減少を考えると
年金を受給しながら
高齢者が働き続けるというのは
持続可能な社会のモデルの有力候補。
ただ、「能力主義社会」からの
揺り戻しがおき、
低賃金・長期・年功序列社会と
なってしまうことで、
「有能な若手がいるのに、
能力が劣る先輩が上に立てば、
率いられるチームが不幸なのは明らかだ」
という状況に陥りかねない。
出口氏の「年齢フリー社会」は、
エスカルジュニアの予測(妄想)する
「一億総セミリタイア社会」とその結果は同一。
「年齢フリー社会」になっていれば、
エスカルジュニアにとっては、
セーフティーネット?
今のセミリタイア生活が、もし、
高齢になった時点で失敗したとしても
生きのびることができるかも?
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
で夢のセミリタイアを。


