こんにちは、
セミリタイア研究家
エスカルジュニアです。
私が社会人になった頃、
1億総中流社会といわれていましたが、
その頃の
日本人の収入を
世界ベースで見ていた
(世界の所得のピラミッド
があったとした)
ならば、
日本の家計全体が上位に
いたのかもしれません。
その後、
グローバル化で市場開拓、
安い労働力を求めて
という資本主義の論理や
為替の変動等といったことから
日本企業も労働力の安いアジア諸国等への
進出、設備投資をすすめ、
アジア諸国全体を経済的に
底上げしてしまいました。
その結果
日本の労働者は、
相対的に労働力のコストが
高かったためにグローバル化による
労働力の価格差是正にまきこまれてしまう。
労働者は労働力の低価格化、
資本家は利益増による富の蓄積により
格差社会は広がっていくことに。
日本は、もともと、自分たちの手で、
格差社会を作る原因を作っておいて、
格差社会はいけないといいはじめている。
現在でも格差社会はいけないといいながら
格差をさらに広げる可能性のあるTPPや、
移民受け入れ、AI・ロボット化
に積極的。
格差社会を広げないようにと
今、お金持ちには相応の負担をと
の政策を強化中。
一方、グローバル企業は
そういった制約をくぐりぬけ
資本主義の拡大を続けています。
パレートの法則では、
全体の20%の人が富を生み出している。
つまり、富を生み出す立場の人が
残りの80%の人を支えている。
そもそも
資本主義社会は
創造する人は報酬をもらうべきで、
創造する人からの恩恵を得る側の
労働をする人は、
労働分の報酬で足るべきなのかも。
資本主義社会には、本来ピラミッドは必要で、
創造した人には、相応の報酬が支払われないと
モチベーションが低下するのでは。
それを
格差是正で平等化していくということは、
損得勘定だけで判断するならば、
創造する側の人は損、
その創造から恩恵を受ける側の人は
得になってしまう。
格差社会是正を徹底すると
富を生み出しても、出さなくても
同じような生活に落ち着く。
日本の企業では、まだまだ
年功序列賃金のため、富を生み出す仕事を
しようがしまいが、給料はあまり変わらない。
日本人のDNAにすりこまれている
村社会のルールから、
みんなで平等に分け合うという
合意力が働いている。
(その分他国より混乱が少ない)
国内(日本だけではない)で行う
ローカル企業の資本主義の行動様式と
グローバル企業の資本主義の行動様式の違い。
そして、配分をする世界の政治の限界。
資本主義社会の矛盾が大きくなっているように
感じます。
私はといえば、リスクをとって
大きな創造をしようというわけでもないし、
労働力でいるのもイヤ。
日本にいる限り、どうせ、どちらも
大して差がない。
その割にどちらも大変。
ならば、自分で、小さな創造をし、
小さな労働をする。
という選択中。
これも大変だけれども・・・
日本の資本主義のシステムの中に
存在しつつ、自立していたい。
資本家側でも労働者側でもない
という立ち位置。
今やっている、セミリタイア生活は、
極小ながらも、自分勝手に
「資本主義の改良」と思ってやっています。
かといって、政治活動をする
というわけではないです(笑)
私の「資本主義の改良」のお題目は、
家計の自立
日本人を大切に
地球を大切に
右肩上がりをやめる
脱お金至上主義
といったところでしょうか?
でも、もしも、
セミリタイア生活に行き詰った
(「資本主義の改良」の失敗)
なら・・・
その時は、
ちょっと大きなリスクをとっていくか、
労働力になるか。



で夢のセミリタイアを。