こんにちは、エスカルジュニアです。
毎月読んだ本の中で面白かった本について
記録していきたいと思います。
11月は14冊。
その内で面白かったのは
高田屋嘉平の物語
高田屋嘉平は江戸時代後期の
淡路島生まれの、廻船業者。
船乗り
↓
廻船商人
↓
蝦夷地・箱館進出
↓
国後・択捉間航路開拓
↓
ゴロ−ニン事件で日露交渉の間に立ち
解決に貢献
という展開。
鎖国状態にあった日本(江戸時代末期)と
ロシアの間で緊張状態が発生。
そこに偶然登場することとなった嘉平。
ロシアのディアナ号副艦長リコルドとの
言葉が通じないという困難の中
互いの人間性を基礎とした
信頼関係構築によって
ゴロ−ニン事件を解決に導く。
といった内容。
江戸時代末期の幕府の統治体制が
商人の視点からリアルに描かれています。
江戸時代の物流手段としての廻船。
現在では、国内の物流手段といえば
道路、鉄道と当たり前のように
考えていたので、海からの視点は
とても新鮮に感じられました。
また、嘉平が様々な出会いを通じて
海商として成長していく様子、
商人としての考え方に
自分が脱サラ起業した当時を重ね合わせ
嘉平に共感を持って読み進めていきました。



で夢のセミリタイアを。