2017年10月16日

ベーシック・インカムは「自由」、「平等」、「生存権」について考えること。第38話



こんにちは、

セミリタイア研究家



ベーシック・インカムを考えるということは
「自由」、「平等」、「生存権」について
考えることになると思っています。

ベーシック・インカムによって
労働からの解放による
個人的な自由が得られることになります。

まず、「自由」について考えてみます。
「自由」の反対語は、
束縛、専制、統制
といろいろあります。

これらを1つづつ分けて考えてみると

自由⇔束縛
個人的なもの

自由⇔専制
社会的なもの

自由⇔統制
経済的なもの

といった感じでしょうか?

つまり一口に「自由」といっても

個人的、社会、経済的な自由
があるということ。

それでは、
「個人的な自由のある独裁体制」と
「個人的な自由のない民主主義体制」
だったらどちらがいいのか?

あるいは、
「個人的な自由のある統制経済」と
「個人的な自由のない自由経済」
だったらどちらがいいのか?

「個人的な自由のある独裁体制」や
「個人的な自由のある統制経済」
の方が個人は自由かもしれません。

このことは、つまり
社会や経済が形式上「自由」であっても
その中の個人は自由ではないかも
しれないということ。

自由に戦争をはじめる国の国民は
常に徴兵されるため
個人の自由は制限されてしまいます。

 
再分配機能のない自由な経済が原因で
貧困にあえぐ人ばかりの国の国民に
個人の自由があるといえるのでしょうか?
(勝者に自由が集中するという意味で、個人の自由はあるのか?)

個人的な「自由」は大きいほうがいいと思う。

 
しかし、個人的な「自由」が大きいと
いうことは、個人的に善な「自由」もありうるし、
個人的に悪な「自由」もありうる。

個人的に悪な「自由」の人たち
ばかりでは、安心して暮らすことができません。


次に「平等」について。

「平等」の反対語は、「不平等

世の中には、不平等なものは沢山あります。


例えば、生まれたときに得ているものの差。


能力。資産。男女。世代。等々。


その後の、成長に伴う際に生じる差。


機会。結果。等々。


これらの差を今の社会では、

調整する機能を持っています。

(常に不完全としても)


不平等を平等に近づけようという努力

ともいえるかも。


そして、3つめの「生存権

今の日本では、

生存権には条件がついている。

「働かざる者食うべからず」

という条件。


ベーシック・インカムにより

無条件の生存権が

全員に与えられることになります。


ベーシック・インカムを考えるということは

「自由」、「平等」、「生存権」について

考えることになると思います。


最後まで読んでいただき

ありがとうございました。


建設的なご意見ありましたら、こちらへ


●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

第1話〜第37話はこちらでご覧いただけます。


   ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 です。

   ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚

2017年10月15日

ベーシック・インカムの魅力。第37話



こんにちは、

セミリタイア研究家



アイルランド政府が
2002年に出した
「ベーシック・インカム白書」に
おける
続き今回は
「ベーシック・インカムの魅力」
について。

ベーシック・インカムの魅力
として同白書は、
以下のような点をあげています。

(転載開始)

(A)現行制度ほど
複雑ではなく単純性が高い。
行政にとっても
利用者にとっても分かりやすい。

資力調査社会保険記録の管理
といった、
現存の行政手続きの多くは要らなくなる。

(B)現存の税制や社会保障システム
から生じる「貧困の罠」や
「失業の罠」が除去される。

(C)自動的に支払われるので、
給付から漏れるという問題や
受給に当たって恥辱感(スティグマ)
を感じるという問題がなくなる

ベーシック・インカム給付
のために必要な増税は、
ベーシック・インカムという形で
市民に直接戻される。

(D)家庭内で働いてはいるが、
個人としての所得がない人々のような、
支払い労働に従事していない人を含む
全ての人に、独立した所得を与える。

(E)(生活保護のような)選別主義的な
アプローチは相対的貧困を除去するのに
失敗してきた。

児童手当やベーシック・インカム
のような普遍主義的な
アプローチの方が
効果的かもしれない。

(F)以下の諸点でより
公正で結束力のある社会を
作り出すだろう。

○仕事や雇用と親和的である。

○衡平性を促進し、少なくとも
貧困を避けるために必要な水準の
所得を確保する。

○税負担をより衡平にする。

○社会保障と税の体系を
個人単位に変えるための
1つの公正な方法を提供する。

○男女を平等に扱う。

○透明性がある。

○労働市場において効率的である。

○家事や子育てなどの、
市場経済がしばしば無視する
社会経済における仕事に報いる。

○さらなる教育や職業訓練を促進する。

○技術発展や非典型的な働き方
などを含む、グローバル経済に
おける変化に対応する。

○ベーシック・インカム導入に
付随する様々な経済的社会的改良
から良い動態的効果が生まれる。

(転載終了)

これからは、

「ベーシック・インカムの定義」と

「ベーシック・インカムの魅力」

を軸に

「ベーシック・インカムについて」

できるだけ幅広い視点から

考えていきたいと
思っています。

ただ、ベーシック・インカム専門の
研究者という訳ではなく、
本業は、セミリタイア研究家のため、
偏りや欠如が
生じるかもしれません。

そして、エスカルジュニアの身体、
能力、時間といった限度内で、
少しづつ、進めていこうと思っていますが、
資料・文献を継続してインプットしながら、
同時並行的にアウトプットしていきますので、
同じテーマで再度とりあげることも
あることが予想されます。

そして、一口に
「ベーシック・インカムについて」
といっても、様々な切り口があると
思います。

それらは、

歴史的なアプローチ
哲学的なアプローチ
福祉国家との比較からのアプローチ
日本の社会制度からのアプローチ
等です。

これら全てを少しづつ進めて、
ライフワークにしていくのが
エスカルジュニアの目標ですが、
それらを体系的に進めていくと
いつまでたっても
「ベーシック・インカムとは?」
が終わらなそうなので、

アイルランド政府の
「ベーシック・インカム白書」の
ベーシック・インカムの
定義・魅力をハブにして
基本的情報で一区切りし、

「ベーシック・インカム市場について」
に移っていきたいと思います。

ただ、散発的に様ざまなアプローチに
接していきたいと思います。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。


建設的なご意見ありましたら、こちらへ


〜目次〜


●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

 日付の古い順になります。


 ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 です。

 ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚


 ○序
○第一部(ベーシック・インカム市場)AI+BI(ベーシック・インカム)+KY(倹約)
第二部(ベーシック・インカム)
で夢のセミリタイアを。

バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)こちらもどうぞ





2017年10月14日

衆議院議員選挙で自民党が負けない理由(その2)と当ブログへのコメント「ベーシックインカム政策に掲げる政党が出てきたのになんで?」についての回答。第36話



こんにちは、

セミリタイア研究家



今回の衆院選における
立候補者全体で1180人の
政党別の内訳は、

自民党332人
公明53人
希望235人
維新52人
こころ2人
立憲民主78人
共産243人
社民21人
無所属73人
諸派91人

今回の衆院選、自民党の優勢が
報じられています。

で書いたように

自民党が有利になるためには、

3極化。


立候補人数でいうと

報道であるような

3極化での争いの場合


A:自民、公明

385人(内、公明53人)

B:希望、維新

287人

C:立憲民主、共産、社民

342人(内、共産243人)


それぞれの政党への支持者数は

分かりませんが、立候補者数でみると

ほぼ3極化されています。


泥船化している希望は

シナリオどおりで、

元民進党政治家の無所属

からの出馬者の内、

希望の泥船化シナリオを

事前に知っていたからこそ

無所属からでている

という人もいるのでは?


と想像してしまいます。



切り口を今回の選挙の

争点の1つである憲法改正

(自民党は、結党以来

「自主憲法の制定」が党是)に絞って

みると、


実質的には

改憲派と護憲派の2極です


改憲派は、自民、公明、維新、希望、こころ


護憲派は、立憲民主、共産、社民


立候補者全体で1180人の内、

今回の上記、

改憲派の立候補者は

自民党332人

公明53人(公約では改憲か不明だが、

連立なので改憲派に)

希望235人

維新52人

こころ2人

合計すると674人(57.1%)


護憲派の立候補者は

立憲民主78人

共産243人

社民21人

合計342人(29.0%)


改憲派の半分です。

つまり改憲派は

改憲派、護憲派合計の3分の2です。

(無所属、諸派は除いています)


人数の面で改憲派優勢です。



当ブログに

「ベーシックインカム政策に掲げる

政党が出てきたのになんで?」

というコメント(ご質問)がありました。


私見ですが、希望の党の今回の選挙

での狙いは何か。


希望の党は、政権交代を「エサ」に

民進党を分裂させ、

入党希望者に「改憲」

という踏み絵を踏ませ、

形ができてきたら、

グダグダ感を出して、泥船化する。


自民党の派閥争い

と、民進党の弱体化を

同時に狙うという、

シナリオなのでは?


小池さんは、希望の党からの

当選議員が多くても少なくても

メリットがありそう。


多ければ、改憲を目指す自民党への

影響力が大きくなり、

少なくければ、元民進議員を

落選させ、民進党を弱体化・混乱

させたという意味において

自民党にとっての

功労者となる。


有権者には、

ベーシック・インカムをはじめ

生活者寄りの公約が並ぶ。


希望の党に票が入れば、

国民が改憲に同意を

したことにもなる。

(理由は改憲に同意して入党した議員が

改憲に賛成せざるを得ないから)


それは、はじめに「民進党」の議員たちが

踏まされた踏み絵につながる。


結党以来「自主憲法の制定」が

党是の自民党は

改正の目的はどこなのか?

何のためなのか?


1「戦争ができる国にしたい」

(経済界からの要望?)

2「戦争で儲けることができる国にしたい」

 (経済界からの要望?)

3「米国の戦争に参加しやすいようにしたい」

(米国からの要望?)

4「日本の周辺諸国の情勢に対応したい」

(現状で対応できるのでは?)

5「米国から独立し、真の独立をしたい」

(その場合、日本に核保有が必要?)

6「米国に代わって

  日本が世界の警察になりたい」

(その場合、日本に核保有が必要?)

7「もっと平和憲法をグレードアップしたい」

(現状でいいのでは?)

一体どこを目指しているのでしょうか?

また他に目的があるのでしょうか?


これがわからない限り踏み絵を

踏む気になれないからです。


希望の党が支持政党とまで

ならない理由は、

「ベーシック・インカム」への考え方が

そもそも違う」

ということもありますが、

上記理由で、長期で存続する政党か

疑問であるとともに

「ベーシック・インカム」という

エサに食いつかないためでもあります。


(でも、小池さんが「ベーシック・インカム」を
掲げてくれたことで、議論が広がっていくならば、
面白そうです)

よくわからないまま、

平和憲法といわれる現憲法に

手が加えられる日

が近づいているのでしょうか?


最後まで読んでいただき


ありがとうございました。


建設的なご意見ありましたら、こちらへ


〜目次〜


●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

 日付の古い順になります。


 ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 です。

 ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚


 ○序
○第一部(ベーシック・インカム市場)AI+BI(ベーシック・インカム)+KY(倹約)
第二部(ベーシック・インカム)
で夢のセミリタイアを。

バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)こちらもどうぞ






2017年10月13日

無党派層でいる理由。



こんにちは、

セミリタイア研究家



エスカルジュニアは、
日本の政治については、
マイルドな
生産者寄りの政党と
マイルドな
生活者寄りの政党
の二大政党制を理想としています。


その二大政党が存在するのであれば、
もちろん、マイルドな
生活者寄りの政党を
支持します。

しかし、ここ最近の投票先として
選挙前に
生活者寄りの政党を装い
新党として現れては
消えていきます。

(おそらく3極化にするために。
それにより有利なのは・・・)

今回の選挙の投票先の政党を見てみても、
比較的長い間存在している政党は

自民党、公明党、共産党。
そして、諸派の○○実現党(?)

与党は生産者よりにならざるをえない
と思っているので、生活者側の
そして長期に支持できる
支持政党としての
選択肢がありません。

無党派でいるしかないのです。

選挙を重ねる度に
そこのポジショニングが
空白になってきている感じがします。

小選挙区制は
アメリカのような
二大政党制に向かうといわれていますが、

もしかすると、
中国のような
1党単独政党づくりにも
むいているのかもしれません。

(日本の場合は、表面的には
民主主義の形を
とっているものの)

東洋の国は1党単独政党の方が
好まれるのでしょうか?

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

で夢のセミリタイアを。

バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)こちらもどうぞ






posted by エスカルジュニア at 08:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | ○自己紹介
2017年10月12日

2002年アイルランド政府が出した「ベーシック・インカム白書」第35話



こんにちは、

セミリタイア研究家



「ベーシック・インカムについて」を
考えていきます。

まずは、ベーシック・インカムの
定義について。

以前にも簡単にその定義を紹介
させていただきました。

今回は、

において紹介されている
アイルランド政府が
2002年に出した
「ベーシック・インカム白書」
が詳しく、
分かりやすい内容になっているので、
こちらを記載させていただきます。

(転載開始)

○個人に対して、どのような状況に

おかれているかに関わりなく

無条件に給付される。


○ベーシック・インカム給付は課税されず、

それ以外の所得は全て課税される。


○給付水準は、尊厳をもって生きること、

生活上の真の選択を行使することを

保障するものであることが望ましい。


その水準は貧困線と同じか

それ以上として表すことが

できるかもしれないし、

「適切な」生活保護基準と同等、

あるいは平均賃金の何割、

といった表現となるかもしれない。



(1)現物(サービスやクーポン)ではなく

金銭で給付される。

それゆえ、いつどのように

使うかに制約は無い。


(2)人生のある時点で一括で

給付されるのではなく、

毎月ないし毎週といった

定期的な支払いの形をとる。


(3)公的に管理される資源のなかから、

国家または他の政治的共同体

(地方自治体など)

によって支払われる。


(4)世帯や世帯主にではなく、

個々人に支払われる。


(5)資力調査なしに支払われる。

それゆえ一連の行政管理や

それに掛かる費用、

現存する労働へのインセンティブを

阻害する要因がなくなる。


(6)稼働能力調査なしに支払われる。

それゆえ雇用の柔軟性や

個人の選択を最大化し、

また社会的に有益でありながら

低賃金の仕事に人々がつく

インセンティブを高める


(例えば現行の日本の生活保護では、

個々人ではなく世帯単位で給付される。

その給付を受けるためには、

所得や資産などを調べる

資力調査を受けなくてはならないし、

稼働能力の有無も問題となる)


(転載終了)


となっています。


最後まで読んでいただき

ありがとうございました。


建設的なご意見ありましたら、こちらへ


〜目次〜


●「1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画」

 日付の古い順になります。


 ○1億総セミリタイア社会計画の要となるのが、

  「ベーシック・インカム市場」 です。

 ○1億総セミリタイア社会計画作成にあたり参考となった本をまとめています

  1億総セミリタイア社会(日本ユートピア社会)計画本棚


 ○序
○第一部(ベーシック・インカム市場)AI+BI(ベーシック・インカム)+KY(倹約)
第二部(ベーシック・インカム)
で夢のセミリタイアを。

バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)こちらもどうぞ